SEL24240、買うのに悩みました。
といのもお値段も高いし、重い。そして巷のレビューをみても絞り開放での周辺光量落ちを始め画質面でのアドバンテージがあまりないなど…その焦点距離の幅広さというメリットよりもそちらの方が気になってしまう。けれど実際に手にして1年経った今、かなり満足しています。
購入に至った動機--ファミリーではオールマイティが求められる。
このレンズを購入する前は、望遠が必要な家族のイベント(発表会など)ではAPS-C機であるNEX-5R+55-220mmのキットレンズを使っていました。
これでもイベント用においては十分で、子供の写真はそこそこ撮れている感じ。でも発表会が終わって集合写真を撮ろう!といった時に55mm(換算70mm程度)だと役立たず。もう少し広角が欲しくなります。
レンズを交換すればいいのですが、屋外でレンズ交換を数度しただけでセンサーにゴミが付着し大変だったので出先では極力交換したくありません。
そこで、望遠も使えて、集合写真にも耐えうるこのレンズに決めました。
買ってわかったメリット
(便利ズームの名に恥じない)焦点距離の懐の深さ
以下は全てjpg撮って出しです。24mmという普段用途では申し分のない広角領域から、240mmの望遠領域まで対応しています。
さらに、α7RM2は高画素機なので、さらに"画素で殴る"ことも可能。
へたっぴなのはご容赦ください(´∀`)
画質については正直満足。何より重視しているのはレンズを交換せずにファミリーイベントを完遂できるのは正直感動しました。画角についてのストレスはないです。フォーカスリングは重めですが、自重で下がりにくいギリギリのポイントなのでしょうね。
残念なところ
便利ズームなので色々あります。
- 重い (780g!!)
- 長い (伸ばしたら2倍近くに…)
- AFが少し遅め
- 暗い(とはいえ、ズームすればボケるので個人的には許容範囲内)
このデメリットをどう見るかですね。重いとはいえ、画質を重視したレンズは総じて500g以上。機動性の低さはレベル的に同じかと思います。
スマホでは撮れない望遠域をカバーできると思えば我慢できるかもしれません。
あとは、ポートレートにおいては明るさ不足が目立ちました。講習会でモデルさんの撮影をした際、ボケが足りない+屋内撮影ではシャッタースピードを上げられず歩留まりが悪い結果に。。。特に腕が足りない場合はダイレクトに効いてきます。
まとめ
ということで、便利ズームはやっぱり便利。特にファミリーのイベントがある人はこの1本である程度対応可能でしょう。但し、機動性がかなり落ちるので、スナップでちょっと持ち歩きたい!と いう人には向かないかもしれません。
番外編 運動会で使い物になるのか?
正直240mmじゃ足りなかったです!APS-Cモードにすることで多少なりとも改善するので、距離によっては拡大して撮影しています。(ちなみに、APS-C換算では36-360mmです)
「せっかく高画素機なんだからそのままトリミングして使えば?」という意見もあると思いますが、これはこれで使えます。α7RM2の泣き所であるバッファ不足による連写枚数の上限を緩和できるとか、ズームの効果によるフォーカスのしやすさとか。。。
こういった利点を含めて、この使い方でOKな方はこのレンズでも十分に対応可能でしょう。
運動会でベストショットを!という方は300mm以上のレンズをおすすめします。
作例
▲我が家の猫です。jpeg+縮小+ゴミぼかし。
▲jpeg⇒コントラスト、明るさ修正。可愛い折り紙作品があったのでパシャリ。
▲jpeg出し⇒コントラストと明るさ修正。フィルター使えばもう少し綺麗に取れるかな?
#せっかく全部rawで撮ってるのに、面倒でjpegを使ってしまう(笑)